旅行計画は完全自動化するか?Googleが検索の AI Modeで旅行予約機能を本格展開
- 米国で AI Mode内でホテルを直接予約できる機能が正式ローンチ。
- Expedia、Booking.comなどOTAやHilton、Marriottなど主要ホテルが推奨対象に。
- ユーザーは自然言語で検索 → 条件に合うホテル一覧とレビューが提示される。
- AI Mode内で直接予約するか、外部パートナーサイトで予約するか選択可能。
- 決済は Google Pay。
- 現時点ではホテル側・OTA側が「販売者(merchant of record)」として顧客対応を担当。
🔐 データと技術面
- ホテルやOTAなどのサプライヤーパートナーには 予約に必要な最小限のデータのみ提供。 AI Modeの会話内容や過去検索履歴は共有されない。
- Googleが提唱する Universal Commerce Protocol(UCP) はまだ完全導入前。 現在は複数の統合方式を併用しつつ、将来的にUCPへ統一予定。
📣 広告は表示されるのか?
- AI Modeのホテル結果には、広告の導入は未だ行っていない。
- ただし、将来的に広告導入の可能性は示唆。

🛫フライトの価格追跡
- AI Mode内で フライト価格の自動追跡・通知が可能。
- 会話を中断せずに最新価格を提示。
- 180の国・地域で利用可能(EUは除外)。
ポイント・マイル検索
- フライト・ホテルの ポイント/マイル必要数をAI Modeで確認可能。
- Alaska、American、Hilton、Wyndhamなどが対応。
- Accor、Hyatt、LATAM、Lufthansaなども追加予定。
🎯 Googleが言っていること まとめ
- ホテル予約はAI Modeで本格稼働し、旅行検索から予約までをAIが一気通貫で支援する方向へ進化。
- フライトは価格追跡・ポイント検索まで対応しつつ、予約機能は今後の開発対象。
- GoogleはAI Modeを「ユーザーにとって便利で、パートナーにも価値あるプラットフォーム」に育てる方針。
AIによるフライトの検索対象はEU圏は対象外となっている。これは昨今のGoogleに対する警戒感を反映していると言えるでしょう。180か国のうちEUが対象外というのは、ヨーロッパ間を行き来したりヨーロッパ方面へよく行くユーザーにとってはあまり使えるAIとは言えないですね。。例えばフランスへ行きたい日本人にとっても使い勝手が良いサービスにはなり得ないのです。ただGoogleのことだから全世界へのサービス普及のためにEUと交渉を重ねたりシステム改善を行って対象国を増やして行くことでしょう。
Googleの旅行AIエージェントによる予約・購買の完全自動化は、いつまでにどこまで実現するかが気になるところです。あとパートナーの多さ自体が商品ラインナップに関係するので、今の段階ではAIによる予約の完全自動化は進みにくいのではないかと思います。Booking.comとExpediaが参画していてもAgodaやTrip.comを頻繁に利用する人はGoogleの旅行AIを使いたいと思わないでしょう。
フルサービスの旅行AIを使いこなすニーズが発生するのはおそらく2つの層になるでしょう。同じ方面や行き慣れたの計画、予約が煩わしいと考えているビジネス旅行者、もう1つは頻繫に旅行に行く一般ユーザー。残りは最終判断、決済はAIではなく自身で行う層は存在し続けると予想します。
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この記事を書いた人
小野秀一郎
(株)インバウンドにっぽん 代表
東京観光財団(TCVB)アドバイザー(5期目)
旅館・ホテル、温泉地向けインバウンド集客の専門家。
全国400軒を支援、50超の案件にアドバイス。
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